えんじゅ

いつか来た道

アジアの記憶  width=


 この道を歩いていたとき、どうしようもない懐かしさを覚えて足が停まった。初めて歩いた道なのに、いつか間違いなくこの道を歩いたことがあるような気がした。あまりにも美しいこの風景の中を、僕はできれば通り過ぎてしまいたくないと思った。
 それはきみの先祖の記憶ですよ。アジアの中で真っ先にアジアじゃなくなってしまった日本が、まだアジアだったころの記憶。
ダミー・シャッター  |  記事の一覧に戻る  |  カントリー・ロード