<?xml version="1.0" encoding="utf-8" ?>
<feed version="0.3"
	xml:lang="ja"
	xmlns="http://purl.org/atom/ns#"
	xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/">
	<title>スローノート</title>
	<link rel="alternate" type="text/html" href="http://le-gamin.com/sb/" />
	<modified>2010-07-30T03:34:36+00:00</modified>
	<tagline><![CDATA[]]></tagline>
	<generator url="http://serenebach.net/">Serene Bach</generator>
	<entry>
		<title>神仏習合</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="http://le-gamin.com/sb/log/eid895.html" />
		<id>http://le-gamin.com/sb/log/eid895.html</id>
		<issued>2010-07-30T00:49:40+09:00</issued>
		<modified>2010-07-29T15:49:40Z</modified>
		<summary>　ヒンドゥー教徒は、神像にティカと呼ばれる赤い顔料を塗り、神の恩恵があるようにと、それを自分の額に塗る。ネパールでは、仏像にもティカが塗られていた。　シヴァ神の男性器と女性器を表すシヴァリンガの上に...</summary>
		<author>
			<name>wassie</name>
		</author>
		<dc:subject>travels</dc:subject>
		<content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="ja"><![CDATA[<div style="text-align:center"><img src="http://le-gamin.com/sb/img/img1348_tika.jpg" class="thumb" alt="ティカをつけた仏像"  width="333" height="500" /></div><br style="clear: both" /><br />
　ヒンドゥー教徒は、神像にティカと呼ばれる赤い顔料を塗り、神の恩恵があるようにと、それを自分の額に塗る。ネパールでは、仏像にもティカが塗られていた。<br />
<br />
<br />
<div style="text-align:center"><img src="http://le-gamin.com/sb/img/img1349_siva.jpg" class="thumb" alt="シヴァリンガと仏塔" width="335" height="500" /></div><br style="clear: both" /><br />
　シヴァ神の男性器と女性器を表すシヴァリンガの上には、小さな仏舎利が建っていた。シヴァ神の性交によって生まれたこの世界に、釈迦が生まれ、そして入滅したということを意味しているのだろうか。<br />
<br />
　ヒンドゥー教では、釈迦はヴィシュヌ神の化身と考えられているが、インドでは仏像にティカが塗られているのは見たことがなかった。それどころか、ヒンドゥー教の寺院では仏像さえ見られなかった。ヒンドゥー教徒によって仏教が迫害された歴史があるからなのだろう。コルカタのインド博物館には、顔の削り取られた仏像が何体も展示されていた。<br />
　ネパールでは、ヒンドゥー教と仏教が共存している、と聞いていた。実際に訪れてみると、共存どころか完全な習合を見せていた。かつて日本の神道と仏教がそうであったように。]]></content>
	</entry>
	<entry>
		<title>火炎樹</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="http://le-gamin.com/sb/log/eid894.html" />
		<id>http://le-gamin.com/sb/log/eid894.html</id>
		<issued>2010-07-29T23:40:37+09:00</issued>
		<modified>2010-07-29T14:40:37Z</modified>
		<summary>　仲間とアメリカを横断したとき、アリゾナ北部の沙漠地帯から温暖な南部へ下るに従って、だんだんと花の色が濃くなっていくことに感動した。それ以来、花の色の濃さに興味を持ち始めた。　汗をダラダラ流しながら...</summary>
		<author>
			<name>wassie</name>
		</author>
		<dc:subject>travels</dc:subject>
		<content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="ja"><![CDATA[<div style="text-align:center"><img src="http://le-gamin.com/sb/img/img1347_kaenju.jpg" class="thumb" alt="火炎樹" width="335" height="500" /></div><br style="clear: both" /><br />
　仲間とアメリカを横断したとき、アリゾナ北部の沙漠地帯から温暖な南部へ下るに従って、だんだんと花の色が濃くなっていくことに感動した。それ以来、花の色の濃さに興味を持ち始めた。<br />
　汗をダラダラ流しながらある村にたどり着いたら、真っ赤な火炎樹が出迎えてくれた。文字通り樹が燃えているようなビビッドな赤。万年雪を頂くヒマラヤが聳えるネパールは、肌を焦がす南国なのだ。]]></content>
	</entry>
	<entry>
		<title>臆病者のナイフ</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="http://le-gamin.com/sb/log/eid892.html" />
		<id>http://le-gamin.com/sb/log/eid892.html</id>
		<issued>2010-07-28T22:41:29+09:00</issued>
		<modified>2010-07-28T13:41:29Z</modified>
		<summary>　この旅で初めて、護身用のナイフを携行した。いつでも取り出せるようにザックの側面に入れておいた。野宿をしながらの徒歩旅だったから、山賊も怖かったけれど、なにより野犬が怖かった。野犬を脅かせるように、...</summary>
		<author>
			<name>wassie</name>
		</author>
		<dc:subject>travels</dc:subject>
		<content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="ja"><![CDATA[<div style="margin-left:-15px;"><img src="http://le-gamin.com/sb/img/img1345_knife.jpg" class="thumb" alt="護身用のナイフ" width="500" height="335" /></div><br style="clear: both" /><br />
　この旅で初めて、護身用のナイフを携行した。いつでも取り出せるようにザックの側面に入れておいた。野宿をしながらの徒歩旅だったから、山賊も怖かったけれど、なにより野犬が怖かった。野犬を脅かせるように、目についた一番大きなものを買った。実際、山道を歩いている途中に一度、3匹の野犬に後をつけられて背筋が凍る思いがした。それでもナイフを抜くことはできなかった。<br />
<br />
　聖書に、旅人の臆病な心を諭す一節がある。イエスが十二使徒を宣教に派遣される場面。<br />
<br />
<blockquote>　旅には、袋も2枚目の下着も、履物も、杖も持たずに行きなさい。<br />
<br />
<div style="text-align:right">『マタイの福音書　10章10節』</div></blockquote><br />
　宣教の右も左もわからない使徒に対して、身1つで旅に行きなさい、とおっしゃる。この中の「杖」は当時の護身用の武器と考えられている。「武器を持つことは、相手に武器を持たせることになるから、それを持って行ってはいけない。」と僕は解釈している。<br />
　僕は臆病風に吹かれて、ナイフを手放せなかった。だけど僕は、臆病心で隠し持っていたナイフを抜く勇気さえ持てない臆病者だった。]]></content>
	</entry>
	<entry>
		<title>場</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="http://le-gamin.com/sb/log/eid891.html" />
		<id>http://le-gamin.com/sb/log/eid891.html</id>
		<issued>2010-07-24T21:35:56+09:00</issued>
		<modified>2010-07-24T12:35:56Z</modified>
		<summary>　いつも一緒に酒を飲む仲間も、この日で遠くへ離れてしまう仲間も、この日初めて加わった新しい仲間も、みんなで1つの卓を囲む。誰かが焼酎の水割りを作り、誰かが餞別の品を用意して、誰かがバースデー・ケーキ...</summary>
		<author>
			<name>wassie</name>
		</author>
		<dc:subject>sketch</dc:subject>
		<content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="ja"><![CDATA[<div style="margin-left:-15px;"><img src="http://le-gamin.com/sb/img/img1344_ba.jpg" class="thumb" alt="場"  width="500" height="335" /></div><br style="clear: both" /><br />
　いつも一緒に酒を飲む仲間も、この日で遠くへ離れてしまう仲間も、この日初めて加わった新しい仲間も、みんなで1つの卓を囲む。誰かが焼酎の水割りを作り、誰かが餞別の品を用意して、誰かがバースデー・ケーキを買ってくる。<br />
　酒場というのは「場」なのだと、この店に来るたびに思う。]]></content>
	</entry>
	<entry>
		<title>静か</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="http://le-gamin.com/sb/log/eid890.html" />
		<id>http://le-gamin.com/sb/log/eid890.html</id>
		<issued>2010-07-24T21:21:29+09:00</issued>
		<modified>2010-07-24T12:21:29Z</modified>
		<summary>　とても静かな休日の朝、お土産でもらったバリコーヒーを飲みながら本を読む。　とても静かだ、と思う。海から吹く強い風が風鈴を鳴らし、庭で鳴く蝉の声はせわしなく喧しい。それなのに、とても静かだ、と思う。...</summary>
		<author>
			<name>wassie</name>
		</author>
		<dc:subject>sketch</dc:subject>
		<content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="ja"><![CDATA[<div style="text-align:center"><img src="http://le-gamin.com/sb/img/img1343_mushinokoe.jpg" class="thumb" alt="静かな朝" width="335" height="500" /></div><br style="clear: both" /><br />
　とても静かな休日の朝、お土産でもらったバリコーヒーを飲みながら本を読む。<br />
　とても静かだ、と思う。海から吹く強い風が風鈴を鳴らし、庭で鳴く蝉の声はせわしなく喧しい。それなのに、とても静かだ、と思う。<br />
<br />
　ネパールでテントを張ったとき、人間の心は自然音の振動を差し引いて、静寂を感じることができるのだろう、と思った。だから耳に心地よい静寂とは、無音の状態ではない、と。<br />
　逆に、自然の振動がない状態は、人の心にとっては負の音状態なのだろう。その負の音状態を継続できるほど、人の孤独への耐性は強くない。<br />
　マンションの鉄の扉を閉じて、防犯用の分厚いガラス戸を引いてしまうと、人の聴覚のベースラインにあるべき自然の音がシャット・アウトされる。その無音の状態に寂しさを感じて、気がつくとテレビのリモコンに手を伸ばす。<br />
　東京で忙しそうに働いている友達が、「家に帰ったらなんか寂しくてすぐテレビつけてまうわ。」とこぼしていたのを思い出した。彼にこの椅子に座ってほしいな、と思った。]]></content>
	</entry>
	<entry>
		<title>ぎゅっと堅く</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="http://le-gamin.com/sb/log/eid889.html" />
		<id>http://le-gamin.com/sb/log/eid889.html</id>
		<issued>2010-07-24T20:18:08+09:00</issued>
		<modified>2010-07-24T11:18:08Z</modified>
		<summary>　満面の笑みで走り寄ってくる子どもたちもいれば、レンズを向けてもけして口元を緩めない子どもたちもいた。眼光は相手を射抜くように鋭く、何があっても生きるということへの強い意思のようなものさえ感じさせた...</summary>
		<author>
			<name>wassie</name>
		</author>
		<dc:subject>travels</dc:subject>
		<content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="ja"><![CDATA[<div style="text-align:center"><img src="http://le-gamin.com/sb/img/img1342_shimai.jpg" class="thumb" alt="笑わない姉妹" width="333" height="500" /></div><br style="clear: both" /><br />
　満面の笑みで走り寄ってくる子どもたちもいれば、レンズを向けてもけして口元を緩めない子どもたちもいた。眼光は相手を射抜くように鋭く、何があっても生きるということへの強い意思のようなものさえ感じさせた。<br />
　笑顔を見せない子どもたちの多くは自然環境の厳しい辺境の土地で暮らしていて、見知らぬ旅人に声をかけられると、お姉ちゃんが妹の手をぎゅっと堅く握りしめるのだった。]]></content>
	</entry>
	<entry>
		<title>木の上から</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="http://le-gamin.com/sb/log/eid888.html" />
		<id>http://le-gamin.com/sb/log/eid888.html</id>
		<issued>2010-07-24T20:01:14+09:00</issued>
		<modified>2010-07-24T11:01:14Z</modified>
		<summary>　またポカラに向かって一歩一歩歩き始めた。　バンダの影響でまだ学校が休みの子どもたちが、大きな木に登って遊んでいた。子どもたちは見たこともない外国人が亀のようにゆっくり近づいてくるのを発見すると、大...</summary>
		<author>
			<name>wassie</name>
		</author>
		<dc:subject>travels</dc:subject>
		<content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="ja"><![CDATA[<div style="margin-left:-15px;"><img src="http://le-gamin.com/sb/img/img1341_kinoue.jpg" class="thumb" alt="木の上から" width="500" height="335" /></div><br style="clear: both" /><br />
　またポカラに向かって一歩一歩歩き始めた。<br />
　バンダの影響でまだ学校が休みの子どもたちが、大きな木に登って遊んでいた。子どもたちは見たこともない外国人が亀のようにゆっくり近づいてくるのを発見すると、大はしゃぎで木の上から飛び降りて走り寄ってきた。<br />
　歩みののろい歩行者は、子どもたちの元気に圧倒されてシャッタースピードの調整もままならず、ブレブレの写真を納めるので精一杯だった。]]></content>
	</entry>
	<entry>
		<title>忘れじのカレー炒め</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="http://le-gamin.com/sb/log/eid887.html" />
		<id>http://le-gamin.com/sb/log/eid887.html</id>
		<issued>2010-07-24T16:56:01+09:00</issued>
		<modified>2010-07-24T07:56:01Z</modified>
		<summary>　朝5時に目が覚めた。太陽と共に寝起きする生活にすっかり身体が慣れてしまった。テントを畳んでザックを背負い、ベニガートの町に出た。今日からまた長い距離を歩くので、きっちり腹ごしらえをしておこうと思っ...</summary>
		<author>
			<name>wassie</name>
		</author>
		<dc:subject>travels</dc:subject>
		<content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="ja"><![CDATA[<div style="margin-left:-15px;"><img src="http://le-gamin.com/sb/img/img1339_mam.jpg" class="thumb" alt="ベニガートのおばちゃん"  width="500" height="335" /></div><br style="clear: both" /><br />
　朝5時に目が覚めた。太陽と共に寝起きする生活にすっかり身体が慣れてしまった。テントを畳んでザックを背負い、ベニガートの町に出た。今日からまた長い距離を歩くので、きっちり腹ごしらえをしておこうと思って、食堂に立ち寄る。村に行く前にもラクシミとカンチと立ち寄った食堂で、おばちゃんとは顔馴染みになっていた。おばちゃんは「アラ、戻って来たのね。」という顔で迎え入れてくれた。<br />
　おばちゃんが炒めているコルラ（ゴーヤ）がとても美味しそうだったので、さっそく注文した。ベンディ（オクラ）、グルベラ（トマト）と一緒に炒め、数種類の香辛料で味付けして少しだけ蒸すと、夏野菜のカレー炒めの出来上がり。<br />
<br />
<br />
<div style="margin-left:-15px;"><img src="http://le-gamin.com/sb/img/img1340_curry.jpg" class="thumb" alt="野菜のカレー炒め" width="500" height="335" /></div><br style="clear: both" /><br />
　深く満足して代金を払おうとすると、おばちゃんは受け取ろうとしない。なぜだかよくわからないが、いいのよ、という顔をする。不思議に思い、英語を話せる人を見つけて通訳してもらうと、なんとセハールに頼まれたのだという。昨日セハールが食堂に立ち寄って「友達が川でテントを張っているので、お腹が減ったら何か食べさせてあげてほしい。」と頼んでいったのだと。セハールの友達だからお金はいらないのよ、とおばちゃんは言った。<br />
　昨日の別れ際、僕はセハールに尋ねた。<br />
<br />
「何かお礼がしたいのだけど、してほしいことはある？」<br />
<br />
　日本に帰ったら、彼らに何か贈り物をしようと思ったのだ。するとセハールは、<br />
<br />
「僕らの家族やダルバン村のことを、忘れないでほしい。」<br />
<br />
　と、それだけを言った。<br />
　セハールの家族とダルバン村の人びとは、僕に2つのことを与えてくれた気がする。<br />
　忘れてはいけないことと、忘れたくないことを。]]></content>
	</entry>
	<entry>
		<title>静寂</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="http://le-gamin.com/sb/log/eid886.html" />
		<id>http://le-gamin.com/sb/log/eid886.html</id>
		<issued>2010-07-24T14:05:01+09:00</issued>
		<modified>2010-07-24T05:05:01Z</modified>
		<summary>　川のほとりの景色の良い場所にテントを張った。登山靴を脱いで、芝生に寝転がって本を開いた。村では本を読もうとすると、すぐラクシミが駆け寄ってきて、「フィール・ロウンリ？」とか「ボアリング？」とか心配...</summary>
		<author>
			<name>wassie</name>
		</author>
		<dc:subject>travels</dc:subject>
		<content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="ja"><![CDATA[<div style="margin-left:-15px;"><img src="http://le-gamin.com/sb/img/img1337_benighart.jpg" class="thumb" alt="キャンプ" width="500" height="335" /></div><br style="clear: both" /><br />
　川のほとりの景色の良い場所にテントを張った。登山靴を脱いで、芝生に寝転がって本を開いた。村では本を読もうとすると、すぐラクシミが駆け寄ってきて、「フィール・ロウンリ？」とか「ボアリング？」とか心配してくれるので、申し訳なくてなかなか本を読めなかった。1人になった途端、活字中毒の症状が出たのだ。<br />
　ここのところ旅によく携行しているサン＝テグジュペリの『人間の土地』を一気に読み終えた。症状が治まったところで空を見上げると、いつの間にか艶やかな茜色に染まっていた。<br />
<br />
<br />
<div style="margin-left:-15px;"><img src="http://le-gamin.com/sb/img/img1338_tent.jpg" class="thumb" alt="テントの中" width="500" height="335" /></div><br style="clear: both" /><br />
　陽が落ちると見渡す限り暗闇に覆われ、完全な静寂が辺りを包んだ。<br />
　静寂というのは、無音の状態をいうのではない、と思った。そばを流れる川がせせらぐ音、テントをたたく虫の羽音、蝋燭の炎が燃える音、自然の織りなす音が重なり合ってそこにはあった。それでも僕は圧倒的な静寂を感じていた。人間の心は自然音の振動を差し引いて、静寂を感じることができるのだろう、と思った。静寂に包まれて、心には完全な安寧が訪れていた。<br />
　スレスタ家では、みんなで寝床に付いてからも、暗闇の中でアーマと娘達がずっと笑い話をしていた。山の向こう側で、今夜もきっと家族で笑い話をしているのだろう。何を話しているのか僕にはわからなかったけれど、ネパール語の心地よい響きが耳の奥に残っていた。<br />
　静寂の中で、すっかり耳に馴染んだ家族の話し声が、ぼんやり聞こえてくるような気がした。<br />
<br />
<blockquote>　ぼくら人間について、大地が、万巻の書より多くを教える。<br />
<br />
<div style="text-align:right">サン＝テグジュペリ『人間の土地』　</div></blockquote>]]></content>
	</entry>
	<entry>
		<title>脚高蜘蛛</title>
		<link rel="alternate" type="text/html" href="http://le-gamin.com/sb/log/eid885.html" />
		<id>http://le-gamin.com/sb/log/eid885.html</id>
		<issued>2010-07-23T01:16:29+09:00</issued>
		<modified>2010-07-22T16:16:29Z</modified>
		<summary>　シャワーを浴びようとすると、大きな蜘蛛が先に風呂桶に入っていた。　大きく膨らんだ腹に長い足。足を含めると人間の手のひらと同じくらいの大きさで、かなり不気味だ。　図鑑で調べてみると、脚高蜘蛛（アシダ...</summary>
		<author>
			<name>wassie</name>
		</author>
		<dc:subject>sketch</dc:subject>
		<content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="ja"><![CDATA[<div style="margin-left:-15px;"><img src="http://le-gamin.com/sb/img/img1336_spider.jpg" class="thumb" alt="アシダカグモ" width="500" height="335" /></div><br style="clear: both" /><br />
　シャワーを浴びようとすると、大きな蜘蛛が先に風呂桶に入っていた。<br />
　大きく膨らんだ腹に長い足。足を含めると人間の手のひらと同じくらいの大きさで、かなり不気味だ。<br />
　図鑑で調べてみると、脚高蜘蛛（アシダカグモ）と呼ばれる蜘蛛で、人家に棲息してゴキブリなどの衛生害虫を食べてくれる益虫なのだという。夜行性で暗がりを好み、臆病ですぐ逃げようとするらしい。僕が住んでいる家は、脚高蜘蛛が好む縁下や屋根裏のある古民家なので、居心地が良かったのだろう。何かの拍子で風呂桶に落ちて出られなくなってしまったようだ。<br />
　不思議なもので、素性を知ると急に不気味さが解消される。人体を害するような毒は持っていないとのことなので、虫取り網で掬って放してやった。<br />
　大磯は自然が多く、虫がよく出る。自然と一緒に生きるということは、虫達と一緒に生きるということ。都市郊外のマンションで生まれ育った僕には、それも嬉しい。]]></content>
	</entry>
</feed>
